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みなさんこんばんわ!うみほどコラムのうっくんです。
今日はものごっつ寒いですね。この冬一番の寒気だとか
明日は雪が降るとか降らないとか言ってますね。コタツから出られなくなりそうです。
最近の話をすると、ギターを始めてみました。
エフがパッとできないので、ひたすら練習したいところですが
うみほどコラムも書かなければいけないところなのでこっちも困ったものです
さてさてこのパートも3回目です。
毎回まとめて書くぞ!と思って書いているのですが
どうも自分のことだと長くなってしまうようです…。
しかも読みにくいと思いますが、もう少しお付き合いください。
回復期後半です。
この頃の話をすると、不登校からの脱出のきっかけってなんですか?って聞かれます。
普段はこのコラムでも書いたとおり、「そこを探っても意味無いですよ。」というのですが
せっかくなので今回は、書いてみましょう。
きっかけと成り得るのが、まずは親の理解です。これがなければ、まず回復はなかったと思います。
時間を与えれば、子どもは勝手に回復していきますが、
この時期、親の子どもへの理解のない行動は、
たとえて言うと、充電中の携帯電話のコンセントを途中で抜く行為になります。
親主導で無理に動かそうとしても、すぐ動けなくなってしまいます。
幸い私の場合は、不登校初期のうちに親の会に母親が参加してくれたので
嫌な思い出はそんなにありませんでしたが、
混乱状態が続いていたらと想像するとゾッとします。
(この話は前回も触れているので詳しくは10回を見てください。)
ある程度回復してくると、自分の事を考えるようになってきます。
このテーマを悩める環境はとても大切だったと感じています。
問題に蓋を閉じてなかったことにするのではなく、
本当にこの苦しさは何なんだろう?どこからきているのだろう?
その探求こそが、今の私の生きるための平穏の土台となっているわけです。
安定した空間と、人間関係ができたこの時期にしっかり悩むことができ、
その貯金で今生きている気がします。
そのまま「ぬぼー」っと生きていたらどうなっていたのか、そっちの方が心配です。
そして前回の2つの自分の話がどうなったか?ってことなんですけど、
(詳しくは10回目で)
当時私は心の中で「良い自分。」と「悪い自分。」を分けて考えていました。
その間でどうしょうもなく苦しく、日々葛藤していました。
いつからいつと言うのは詳しく覚えていませんが、
おそらく2年近く悩み続け、ついに自分なりの答えがでたのです。
コインのように自分の心が表と裏で出来ているのならば
裏と表でどちらが良いと言う事ではなく、そもそも1枚のコインなわけで
「良い自分。」だけが自分では無いのではないか?
1枚のコインが自分という存在ならば、今の「悪い自分。」も自分ではないのではないか!
どっちも自分ならそれでいいじゃん。弱くたって、駄目だって、自信がなくてもいいじゃん。
と思えるようになり、何故か逆に自信が出てきました。
そうは言っても基本的には、「悪い自分。」も自分だけど「良い自分。」の方が良いんだろうな?
ということをこのことを考え付いた15歳の頃はまだ思っていたんですけどね。
そんなことを考え付いた頃から、急に暇になってきて
母親と一緒になら結構いろんな所にいけるようになってきました。
でも「良い人間が良いんだろう。」その頃はまだ思っていて、
何処に行っても私は人に気を使っていました。
良い子を演じているわけではないけど、そっちの方が自分も楽だし
相手も喜ぶだろうと思ってそんな人間をやっていました。
17歳位の時、母親の関わっていたNPO法人のつながりでクルージングに誘われました。
その頃の私はやっぱり気を使って船の上で、ジュースをだしたり、お皿をだしたり、
お手伝いを誰から言われるわけでもなく自らしていました。
そしたら、怒られたんですよ
そりゃーびっくりですよね。喜ばれると思ってやっていたわけですから。
なんで怒られたかというと、
「海!お前は大事なお客さんなんだ!!だから楽しみなさい!!!」って
私の中の何かがはじけました。そりゃードカーンと。
あぁ。「良い自分。」が必ずしも相手を喜ばすわけじゃないんだ。
となるとコインの裏表の評価なんてものは存在しないってことになります。
確かに500円玉の表と裏どっちが、良い悪いなんてなくて、
「どっちも存在して500円玉なんだ。」と思えるようになり
そこから飛躍的に楽になるのはその瞬間からではなく、もうちょっとしてからです。
やっぱり言われたときは、なんで怒られるのかわからなかったですが
色々考えて時間が経って意味がわかるようになってきました。
というわけでこの2つがきっかけといえば、きっかけなわけです。
でも実は今の自分はコインなのか?と問われると、コインではないと思います。
そのあたりは長くなってしまったので次回にとっておくことにします。