2012年4月6日金曜日

ミーティングから考える。

先日フリースペースは何の目的のもとにあるのだろうか?ということをミーティングで話し合った。そしてその問いに「誰かとなにかをする」とこのような言葉が参加者たちから出た。
もちろん何かをしているから良いというわけではないし、フリースペースの中で何もしないことも確保されている。
しかしながら「誰かとなにかをする」というのはフリースペースの目的と言われれば的を得ていると、日々フリースペースで働いている私は非常に感じる。
例えば、誰とも関わりたくない時期にフリースペースで過ごす利用者がいても、周りに誰かがいることは十分承知の上で来ていることになる。
おそらくその時周りにいる参加者は誰とも関わりたくないことを察して無理に話しかけないだろう。
これはそれぞれがその立場を尊重し、受け入れているからこそできるのではないだろうか?
そしてこれは一見「誰かかと何かをする」という状態とはかけ離れているが、私はこの一人で過ごしている行動も、「誰かと何かをする」ために来ていると感じる。誰とも関わりたくないとしても、当然来るときには他の誰かがいることも承知の上であるはずだ。なぜならばフリースペースは誰でも来ていい空間であって、自分だけの場所ではないからである。
見た目では誰とも関わっていない。しかしそこには相互の関わりが生まれていると確信する。

またそしてフリースペースに10人の参加者がいたとして10人がそれぞれ違うことをしていても、私はそれは場所で繋がり、「誰かと何かをする」状態だと考える。
そしてこれは私にとって、とてもゆるく、そしてとても心地よい。そんなことを再認識させられた。

たまには活動報告以外のブログも書いてみましたよ。うっくんでした。