2010年6月11日金曜日

第23回「不登校の不安は誰の物?」

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梅雨入りまであと少しですね!うっくんです。

といっても梅雨は嫌いなんですけど梅酒は好きです。

さてそんなことはいいとして不定期更新になっていますが

ぼちぼちコラムを書いていこうとは思っているのでお付き合い下さい


さて今回のコラムです。

子どもが不登校になると、不登校になった子どもだけではなく

その周りの大人までも不安になります。

子どもの将来への不安なのか?そもそも不登校への不安なのか?

それとも別の不安があるのか?まあそれはいいとして

「子育ての不安と不登校の不安は別です。」というコラムを以前書いたと思うのですが

不登校の不安というのは、いったいこの「不安」は誰の物であるかというのを考え直してみましょう。

当然この不安の所有権は子どもなんです。

子ども自身が、自分の不登校に不安を覚え悩むことは当然のことです。

その時、子どもの気分がさがったとしても、それほど心配することではないともいます。

しかし、子どもの不登校で周りの大人(特に親)が必要以上に不安を持つことは

子どもにとって非常にマイナスです。

わざわざその不安を背負って、子どもと日々暮らしていくことは

その新たなる不安を持って日々生活することは、子どもにとって非常に酷なことです。

子どもの回復を望むのであれば、不登校の不安は子どもに任せて

自分自身が悩める時間と安心できる空間を確保してあげましょう。

その子どもが困ったときや、話がしたいときに、やさしくふんわりと受け止めてあげて下さい。

可哀想だから先に先に何かをしてあげたくなる気持ちは分かりますが、

子どもからのアクションを待つことが大切だと思います。

親以上に子どもは不登校の不安でいっぱいです。

だから自分の不安を子どもにぶつけるのではなく、子どもの不安を受け止めてあげましょう。

不登校の不安は子どもの物なんです。

だから周りの大人がその不安を奪い取ることは子どもにとって

実はいい配慮ではなかったりするんですよ。